ISBN:4045736212
単行本

渡辺 淳一
角川書店
1996/08

−−−−−−−−−−−−−−−
堪能な英語を武器に外資系の会社
で秘書として働く片桐修子は、二
十八歳の時、広告関係の会社を経
営する十七歳年上の遠野昌平と愛
し合うようになった。それから四
年、男が妻子を棄て、修子との結
婚を決意した時、彼女の中の何か
が変わった。経済的、精神的に自
立して生きる女性にとって自由な
愛の形とは何かを問う問題作。
−−−−−−−−−−−−−−−

渡辺淳一は久しぶり。
高校時代に結構読んだのだった。
この人も、文体は一種独特だなぁ、と思う。
女性の視点からかかれた作品も多いのだけど、
どうしても文体が男臭い(もっと言うとオッサン臭い)
だが、どうして、サバサバした女性だという気も
しないでもないから不思議だ。
作者の年齢とともに、主人公たちの年齢も上がって
いくのも渡辺文学の面白い所か。

この作品自体は、ちょっと古いカンジかな。
それとも失われた10年が過ぎ去って、また同じような
世の中に戻ったかな?

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