若いお医者さん、へき地勤務義務化とな。

ドクターコトーみたいといえば聞こえがいいが、
医者の本音をいえば「行きたくない」にきまっている。

新潟は離島の佐渡島や豪雪地帯の山間部があるので、
新潟の若い勤務医は身震いしているいことだろう。

僻地に行くと、僻地手当て的なものがついて給料は
良くなる。おまけに何年かで都市部に戻れる「約束手形」
つきなので、なにもそんなに嫌がることもないのに、
とおもうのだが。

へき地勤務を義務化しなければならない他にも、
日本の医療制度には様々な歪みがあるように感じる。

今朝、テレビをつけると、自殺した小児科医とその奥さん
による労災認定のニュースをやっていた。

医者という職業はけして楽な仕事ではない。
月に5〜8回くらいの夜勤もあるそうな。

では、お医者さんが激務をこなしているからといって、
利用する患者の利便性が素晴らしいかというと、そうではない。

以前、新潟の公立(国立)病院に行ったことがあるが、
その時の対応は酷いものだった。

仕事が休めない中で、どうしても具合が悪いので、
途中で仕事を抜けて、午後から病院に行ったところ、
私 :「初診なんですが。」
受付:「は?」
私 :「え?」
受付:「なにしにこられたんですか?」
私 :「具合が悪いんで見てもらいたいんですが?」
受付:「時間終わってるんです。」

受付の看護婦は、申し訳なさそうな素振り一つなく、
何しにきた?ってなカンジで応対する。

公立病院のほとんどは午前中しか患者を受け付けない。
しかも、その受付時間など何処にも掲示されていない。
看板にもかかれていない所があるのだから驚く。

公立の病院は患者のためにあるのではないのだな。
と感じた時だった。

それでいて、公立病院の赤字が深刻だ。倒産する病院が
出る。なんていっているのだからちゃんちゃら可笑しい。

午後からも営業しろよ。収入は倍近くなるぞ?
人が足りないとか、看護婦の激務がとか言っているが、
合理化が足りないだけでは?

民間の病院は午後からもやっているぞ?

医者‐患者‐赤字。
誰も得していない。この歪みは深刻だ。

仕組みを変えなくちゃいけないんだろう。
この先の日本の遭遇する大きな問題の一つ。
医療と保険。

破綻しない方がおかしいのかもしれない。

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