マリカのソファー/バリ夢日記:吉本ばなな
2006年11月13日 読書 コメント (909)
ISBN:4877284532 文庫 吉本 ばなな 幻冬舎
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ジュンコ先生は、大切なマリカを見つめて機中にいた。マリカの願いはバリ島に行くこと・・・。多重人格の深い悲しみと歓喜の光景を描いた本作は「マリカの永い夜」として発表されたが、著者の決心により改題し大幅に書き改められた。さらなる祈りと魂の輝きにみちた小説に1993年4月、初めて訪れたバリで発見した神秘をつづる傑作紀行を併録。
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すごくヘビーなテーマを描きつつも、軽く爽快な読感は、
文庫化時の大幅な加筆修正によるものだろうか?
それとも、小説という媒体の中で、僕が脳内で美化した
だけなのだろうか。
その昔、テレビのドキュメンタリーでながれていた多重
人格の人の映像は、想像以上のヘビーさだった。
月日とバリの自然が、昇華したのだろうか。
一瞬の怒り、苛立ちに振り回される毎日の中で、ふと静
かに考えると、誰もがハッピーエンドを願っている。
そのことを思い出させてくれる小説。
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ジュンコ先生は、大切なマリカを見つめて機中にいた。マリカの願いはバリ島に行くこと・・・。多重人格の深い悲しみと歓喜の光景を描いた本作は「マリカの永い夜」として発表されたが、著者の決心により改題し大幅に書き改められた。さらなる祈りと魂の輝きにみちた小説に1993年4月、初めて訪れたバリで発見した神秘をつづる傑作紀行を併録。
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すごくヘビーなテーマを描きつつも、軽く爽快な読感は、
文庫化時の大幅な加筆修正によるものだろうか?
それとも、小説という媒体の中で、僕が脳内で美化した
だけなのだろうか。
その昔、テレビのドキュメンタリーでながれていた多重
人格の人の映像は、想像以上のヘビーさだった。
月日とバリの自然が、昇華したのだろうか。
一瞬の怒り、苛立ちに振り回される毎日の中で、ふと静
かに考えると、誰もがハッピーエンドを願っている。
そのことを思い出させてくれる小説。
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