遅まきながら映画「2046」のDVDを借りてきた。

なんだか、公開後の映画評なんかでは、散々(?)
言われていたという話も耳にしていたので、うーん
どうなのかな?というカンジで借りてきたのだが。

いや、個人的には大変気に入りました。。

さすがウォン・カーウァイは、いい。と。
確かに、配色と言い、構図と言い、目新しさがないとか、
古典的とかそんな感じはしないでもないが、そこがウォン
・カーウァイらしいトコだと思うのだ。

斬新(?)だけどチープなタランティーノなんかより
全然いいと思うのだが。

また、これまでテーマがコア過ぎて、感情移入が難しかった
ウォン・カーウァイの作品だが、今回は大衆向け(?)に
作ってあって、万人が楽しめるのではないだろうか?

そして、トニー・レオン。
やはりイイ男だと、思う。
(トニー・レオンと言うとブックマークしている某S女史の
日記を思い出してしまう。(笑))

ところが、相方に言わせるとトニーレオンは「ヒドイオトコ」
なのだという。(勿論、トニー・レオン本人ではなくて、
その役柄が、ということだが。)

俺には、優しくて「イイオトコ」に見えたのだけど。

同じように、昔、女性の友人から村上春樹の小説の主人公について、
「あの主人公はヒドイオトコだ。」と言われた記憶がある。

そして、その主人公についても、私は優しくて「イイオトコ」だと
思ったのだ。

小説は確か「ノルウェイの森」だったと思う。

オトコの視線から見れば、優しさや不器用さから「どうしても
そうなってしまう」ことに、共感できるのだが。

本当に愛した人からは愛されない。本当に愛してくれる人は愛せない。

よく、オンナ心のワカラナイ男なんて言われるが、
トニー・レオンとノルウェイの森の主人公をヒドイ男と言う
世の女性たちは「オトコ心のワカラナイ女」と言えるのではない
かなぁ、なんて思う。

世の女性からは、イロイロと文句の出そうなところだが。。。

「イイオトコ」にはならない方が身のためということも
あるのかもしれない・・・。

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